不妊治療を続けるのがつらい|頑張り続けてしまう人の心理と限界サイン
Contents
この記事でわかること
- 不妊治療を「つらいのに続けてしまう」心理の仕組み
- 心が限界に近づいているサイン
- 休む・立ち止まることへの罪悪感を軽くする考え方
- 今日からできるセルフケア
- 「やめる/休む/続ける」で迷うときの整理の入口

不妊治療を続けていると、ある日ふと
「もう限界かもしれない」
「こんなにつらいのに、なんで私はやめられないんだろう」
と感じる瞬間が訪れます。
体はしんどい。
気持ちも削られていく。
結果が出ないたびに、希望と絶望を行き来する。
それでも治療を止めるのは怖い。
休もうと思っても罪悪感がある。
そんな自分にまた疲れてしまう…。
この記事では、不妊治療を「つらい」と感じるのに頑張り続けてしまう理由を心理的に整理しながら、心と体を守るための具体的な整え方をお伝えします。
結論:つらいのに続けてしまうのは「あなたの心が弱いから」ではありません
結論から言うと、
不妊治療がつらいのに続けてしまうのは、意志が弱いからでも、我慢が足りないからでもありません。
それはむしろ、
- これまで頑張ってきた時間
- 叶えたい気持ち
- 失うことへの怖さ
- 周囲の目や期待
- 自分の中の「こうあるべき」
これらが絡み合った、とても自然な反応です。
不妊治療を続けるのがつらくなる主な原因
1. 体の負担(ホルモン・通院・副作用)
排卵誘発剤・注射・採卵・移植…。
不妊治療は想像以上に「体に負担の大きい医療」です。
体が疲れると、心も弱ります。
これは気合いではどうにもできない“生理的な反応”です。
2. 結果が読めない「慢性的ストレス」
不妊治療は努力が結果に直結しづらく、
「いつ終わるのか分からない」
「あと何回で妊娠できるのか分からない」
という状態が続きます。
この“終わりが見えないストレス”が、メンタルをじわじわ消耗させます。
3. 人生全体が「治療中心」になりやすい
排卵日、採卵日、判定日…。
生活が治療スケジュール中心になるほど、
「自分の人生がなくなった」
「私は治療のために生きているみたい」
と感じやすくなります。
「つらいのにやめられない」心理の正体
1. サンクコスト(ここまで頑張ったのに…)
心理学では、ここまで費やした時間やお金、努力が大きいほど
「やめる」ことが難しくなる傾向があります。
- もう何年も頑張ってきた
- お金も時間もかけた
- 周囲に話してきた
そうであればあるほど、やめる決断は重くなります。
2. 「やめたら後悔するかも」という恐怖
不妊治療を続ける背景には、希望だけでなく
「やめた瞬間に可能性がゼロになる」
「後悔したらどうしよう」
という恐怖があることも少なくありません。
3. “休むこと=逃げ”という思い込み
真面目で責任感が強い方ほど、
- 休むのは怠け
- 立ち止まるのは負け
- しんどいのは当たり前
と、自分に厳しい考え方を持ちやすいです。
でも不妊治療は、根性で走り切るマラソンではありません。
むしろ心身を守りながら続ける仕組みが必要です。
これが出ていたら要注意:心の限界サイン
不妊治療のつらさは「目に見えにくい」ため、限界を超えやすいです。
以下の項目が当てはまる場合、心がかなり疲れています。
心の限界サイン
- 涙が止まらない、感情がコントロールできない
- 妊娠報告を見ると動悸がする/息が苦しい
- 何をしても楽しくない(興味が湧かない)
- 仕事や家事のミスが増える
- パートナーに当たってしまう/会話が苦しい
- 「消えてしまいたい」と考えることがある
- 寝ても疲れが取れない
この状態で無理に進むと、治療以前に「あなたの人生」が苦しくなってしまいます。
不妊治療を続けるのがつらい時のセルフケア(5つ)
1. 「つらい」と言葉にする(まず認める)
心の痛みは、否定されるほど強くなります。
まずは自分自身にこう言ってください。
つらいよね
ここまで本当によく頑張ってきたよね
たったこれだけで、呼吸が少し楽になる方も多いです。
2. 治療のことを考えない「空白」を作る
不妊治療中は、頭の中が常に治療のことで埋まりがちです。
- 1日15分「治療に関係ない時間」を作る
- SNSを見ない時間を決める
- あえて予定を入れない
意識して空白を作ることが回復に直結します。
3. 「休む=逃げ」ではなく“回復戦略”と捉える
休むことは、治療の放棄ではありません。
- 回復して戻る
- 心身の余白を作る
- 自分を守る
これは立派な治療戦略です。
4. 罪悪感が出たら「誰の声?」と問い直す
休もうとすると罪悪感が出る時は、こう問いかけてみてください。
その罪悪感は、誰の価値観?
親、世間、SNS、職場…。
自分の声ではない場合も多いです。
5. 「治療をやめる/休む/続ける」の中間を持つ
ここがとても重要です。
不妊治療は「続ける」か「やめる」だけではありません。
- 少し休む
- ペースを落とす
- 情報を遮断する期間を作る
- 転院・治療方針の見直し
“立ち止まる”という選択肢が存在します。
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まとめ
不妊治療を続けるのがつらいのに、頑張り続けてしまうのは自然なことです。
あなたの心が弱いのではなく、あなたが真剣に生きているからこそ苦しくなるのです。
だからこそ必要なのは、
“もっと頑張る”ではなく、“自分を守る方法を持つこと”。
治療も、人生も、あなたの大切な時間です。
あなた自身を置き去りにしない選択をしていきましょう。
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