不妊治療がつらくてたまらない…やめたい気持ちとどう向き合う?専門家が解説
不妊治療が長引くと、心が限界に近づいてくることがあります。
「やめたい」「もう無理かもしれない」と感じたとき、どうすればよいのでしょうか。
この記事では、臨床心理士の立場から、つらさとの向き合い方や心のケアについてお伝えします。
Contents
なぜ不妊治療はこんなにもつらいのか?
不妊治療が心をすり減らす背景には、次のような要因があります。
- 治療の成功・失敗が自分の価値と結びついてしまう
- 「ゴールが見えない」ことによる慢性的な不安
- ホルモン治療による情緒の乱れ
- 孤独感や社会からの疎外感
特に、周囲に相談しづらいテーマだからこそ、心の奥で「ひとりで抱え込んでいる」状態になりがちです。
「やめたい」と思ったときにできること
1. まずは、その気持ちを否定しない
「やめたくなるほどつらい」のは、あなただけではありません。
どんな感情も、一度きちんと受け止めてあげることで、気持ちは少しずつ整理されていきます。
2. 治療と人生を切り分けて考えてみる
不妊治療が人生のすべてのように感じてしまうと、心の逃げ場がなくなってしまいます。
人生には他にも大切なことや価値ある時間があります。視野を少し広げるだけでも、気持ちが変わることがあります。
3. 専門家に話してみる
カウンセラーや臨床心理士と話すことで、自分の気持ちを客観的に整理することができます。
「話す=治療をやめる」ではありません。話すこと自体が、心を軽くする第一歩です。
治療の継続・中断を考えるうえで大切な視点
- 一時的に立ち止まることで、自分の気持ちを再確認できる
- パートナーと率直に話す時間をもつ
- 「治療を中断しても、人生は終わらない」
やめること=失敗ではありません。
「今はちょっとお休みしよう」そんな選択も、未来の自分を大切にする行動のひとつです。
限界のサインを見逃さないで
以下のような状態が続いている場合は、心のSOSかもしれません。
- 何をしても気持ちが晴れない
- 理由もなく涙が出てくる
- 寝つきが悪く、常に疲れている
- 人と関わるのが億劫になってきた
そうしたときは、無理をせず、まず心を休めることを優先しましょう。
まとめ|「やめたい」気持ちもあなたの大切な感情
不妊治療に伴う心のつらさは、決して小さなものではありません。
「やめたい」「逃げたい」と感じる気持ちは、あなたが精一杯がんばってきた証です。
自分を責めず、その気持ちを優しく見つめてあげてください。
そして、必要なときは、誰かに頼ることも選択肢のひとつです。
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