不妊治療はまだ早い?妊活との違いと“今すべきこと”を臨床心理士がやさしく解説
Contents
はじめに|「治療に進むのがこわい」と感じるあなたへ
「妊活を続けているけど、結果が出ない」「病院に行くのはまだ早いかも」——そんな迷いは、ごく自然な感情です。
本記事では、妊活と不妊治療の違いを改めて整理し、治療に進むか迷ったときに考えたい“今すべきこと”を臨床心理士の視点でお伝えします。
妊活と不妊治療の違いとは?
妊活=「自然妊娠」を目指す準備期間
妊活とは、医療的な介入を行わず、妊娠しやすい体づくりや生活改善に取り組む段階です。自分たちだけで始められる手軽さがある一方で、長期化すると焦りや不安も増していきます。
- 排卵日の予測とタイミング法
- 基礎体温やアプリでの管理
- 食事・睡眠・運動などのセルフケア
- 妊娠に関する情報収集やSNSの活用
不妊治療=医学的アプローチで妊娠をサポート
不妊治療とは、妊娠に至らない原因を医療的に検査・診断し、必要に応じて治療を行うプロセスです。
- ホルモン・AMH・精液・卵管などの検査
- タイミング療法(排卵誘発など)
- 人工授精(AIH)
- 体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)
2022年から一部の治療が保険適用となり、選択肢が広がっています。
「不妊治療はまだ早いかも…」と思う理由
多くの人が抱える“心のブレーキ”には、以下のような背景があります。
- 治療への抵抗感:副作用や痛み、結果への不安
- 周囲の目:家族や職場に言いづらい、自然妊娠へのこだわり
- 心理的準備不足:まだ覚悟ができていない
医学的には、いつからが「不妊治療」?
日本産科婦人科学会やWHOの基準では、以下が「不妊」とされ、治療を検討する目安になります。
- 35歳未満:妊活1年で妊娠しない場合
- 35歳以上:妊活6ヶ月で妊娠しない場合
ただし、これはあくまで「医学的な基準」であり、心の準備や本人の希望も非常に重要です。
不妊治療に進む前にできる「今すべきこと」3選
① パートナーと気持ちを共有する
治療に対する不安、タイミングへの迷いなど、率直な気持ちをパートナーと話し合うことで、安心感と協力体制が整います。
② 医療機関で“相談だけ”してみる
「検査だけ受けてみる」「話だけ聞いてみる」ことも立派な一歩。相談=治療開始ではありません。情報を得ることで、選択肢が広がります。
③ 心のケアを取り入れる
妊活や治療には、期待と失望の繰り返しによるストレスがつきもの。心理カウンセリングを通じて、自分の気持ちを整理することは、次の選択への大きな支えになります。
「治療=最後の手段」ではない。あなたのペースでOK
治療に進むかどうかに正解はありません。自然妊娠へのこだわりも、迷いも、すべてがあなたにとっての大切な想いです。
誰かと比べる必要はありません。あなたの気持ちに合った「今、できる選択」をしていくことが一番大切です。
おわりに|焦らず、自分に合った方法を
「妊活を続けるか」「不妊治療に進むか」——それは他人が決めることではなく、あなた自身が安心できる選択をすることが一番の土台になります。
迷ったときは、医療や心理の専門家とつながることで、自分らしいペースを取り戻せるかもしれません。心と身体を大切に、一歩ずつ進んでいきましょう。
関連記事はこちら💁♀️
ひとりで悩まずに、専門家に話してみませんか?
妊活や不妊治療にまつわる迷いや不安は、誰かに話すことで驚くほど軽くなることがあります。
「治療に進むか迷っている」「パートナーにうまく気持ちが伝えられない」「焦りや孤独感がつらい」——そんなときこそ、専門家と一緒に整理してみませんか?
当オフィスでは、こんなご相談をお受けしています:
- 妊活と不妊治療の間で迷っている
- 治療に踏み出す勇気が持てない
- 心が疲れてしまって前向きになれない
- パートナーとの気持ちのズレを感じている
相談の流れ
- STEP1:ご予約
下記の「ご相談・お問い合わせ」フォームより、24時間いつでもご予約いただけます。 - STEP2:初回カウンセリング
オンライン対応も可能。まずは今の状況を丁寧にお伺いします。 - STEP3:継続サポート(ご希望の方)
ご希望や状況に応じて、無理のないペースで継続的にサポートいたします。
🌱 初回無料カウンセリング 実施中(期間限定)
「まずは話してみたい」「相談するのは初めてで不安」という方も、お気軽にどうぞ。
◯予約サイトから予約はこちら↓
今すぐ予約◯LINEから予約はこちら↓

