【2人目が欲しいけど…】不妊治療を続けるか迷ったときのヒント
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はじめに|2人目不妊に悩んでいるあなたへ
「2人目がなかなか授からない…」「治療を続けるべきか、それともやめるべきか…」
そんなふうに悩んでいませんか?
1人目の育児をしながらの不妊治療は、体にも心にも大きな負担がかかります。保育園の送迎や夜泣き、仕事との両立。そこに通院・採血・ホルモン治療、そして結果待ちの不安が重なる毎日…
「やめたい」と思う瞬間も、「もう少しだけ頑張ろう」と思う瞬間も、どちらも自然な気持ちです。
この記事では、そんな迷いや葛藤を抱えるあなたが「納得のいく選択」ができるよう、臨床心理士の視点からヒントをお届けします。
【1】治療を続ける?やめる?迷って当然です
不妊治療には、明確なゴールが見えにくいという難しさがあります。
- 時間だけが過ぎていく焦り
- 経済的な負担の増加
- 体調や加齢への不安
- 希望と絶望の波
迷いが生まれるのは、あなたの中に「大切にしたいもの」がある証拠です。
「育児」「家族の将来」「自分自身の心身の健康」──それぞれを大切に思っているからこそ、簡単には決められないのです。
【2】夫婦で気持ちにズレがあるときは?
2人目不妊では「夫婦の温度差」がよく起こります。
- 妻は「もう1人欲しい」と思っている
- 夫は「今のままで十分」と感じている
このような気持ちの違いがあっても、それぞれに理由があり、正解・不正解はありません。
重要なのは「なぜそう思っているのか?」を丁寧に話し合うこと。
すぐに答えを出そうとせず、背景や感情を共有することが、すれ違いを防ぐ第一歩になります。
夫婦カウンセリングなど、外部のサポートを活用するのも一つの方法です。
【3】不妊治療を続けるか迷ったときに考えたい4つの視点
治療を続けるかどうか、正解はありませんが、判断のヒントになるポイントを紹介します。
✅ 時間と経済的な現実
家事・育児・仕事との両立、治療にかけられる費用や時間を客観的に整理してみましょう。
✅ 心と体の状態
ホルモン治療の影響や通院の負担、精神的な疲労感にも目を向けてみてください。
✅ 家族・夫婦の価値観
「どんな家族でありたいか」「子どもがいなくても幸せか」など、長期的な視点で価値観を再確認してみましょう。
✅ 1人目のお子さんの状況
子育ての現状を踏まえ、今大切にしたいことを見つめ直すことで判断材料が明確になることもあります。
【4】「やめる」も「続ける」も、あなたの選択に価値があります
「限界を感じてやめた」──それは、あなたが自分を守るという選択をした証です。
「もう一度だけ挑戦してみる」──それは、あなたが希望を大切にする選択をした証です。
どちらの選択にも、価値があります。大切なのは、周囲の評価ではなく、あなた自身が納得できているかどうかです。
【5】迷いの中にいるあなたへ
「まだ頑張れる気がする」「もう十分頑張った」
両方の気持ちがあるなら、どちらも大切な“あなたの声”です。
- 「もう少し頑張る」と決めたら、小さな一歩を。
- 「やめる」と決めたら、自分をねぎらってあげてください。
あなたの人生は、どんな選択をしても価値あるものです。
【6】気持ちが整理できないときは、専門家と一緒に考えるという選択肢も
悩みを言語化するだけで、気づかなかった気持ちに出会えることがあります。
心理カウンセラーとの対話は、次のような助けになります:
- 自分の気持ちを客観的に整理できる
- パートナーとのコミュニケーションの整理
- 治療や育児のストレスを安心して話せる
誰かに話すことが、選択への一歩になるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q. 2人目の不妊治療、どこまで続けるべき?
A. 明確なゴールはありませんが、心身・経済・家庭環境などの視点から「自分にとって納得のいく選択」が大切です。専門家と一緒に考えることで、整理が進むこともあります。
Q. 夫が2人目に消極的で気持ちのズレがあります…
A. まずは「なぜそう思っているのか」を丁寧に聞くことが大切です。感情的にぶつかる前に、背景を共有することがすれ違いを防ぎます。心理士や夫婦カウンセリングの利用もおすすめです。
Q. 治療をやめたら後悔しそうで怖いです。
A. 「やめる」選択も、あなたの人生を守る大切な決断です。気持ちの整理には時間がかかることもあります。誰かと一緒に話すことで、納得感が生まれやすくなります。
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